耐糖能異常は悪化しやすいので要注意!

耐糖能異常の原因は喫煙や飲酒、偏った食事などの日頃の悪しき生活習慣が大部分を占めます。

 

耐糖能異常は高血圧や脂質異常症に代表される生活習慣病の一つです。

 

耐糖能異常とは食後に小腸から血中に入った糖質が中々細胞の中に取り込まれずにずっと血糖値が高い状態が続き血糖コントロールが上手くできなくなってしまっている状態です。

 

健常者の場合なら食後2時間もすれば血糖値は120mg/dl程度にまでは下がるのですが、耐糖能異常の場合は数値が140より下がらずに酷い場合は200を超えてしまっているケースもあります。

 

一般的には糖尿病かどうかを健診結果の空腹時血糖値だけを見て判断する人が多いかと思いますが、本当に怖いのは実は食後高血糖なのです。

 

⇒耐糖能異常の原因である食後の血糖値の上昇を抑える

 

 

耐糖能異常は発見されにくい

 

というのも糖尿病の進行過程というのは最初のサインとしてまず食後の血糖値の上昇があるのですがこの時点で気づく人はほとんどいません。

 

なぜなら自覚症状は皆無で職場の健康診断や病院での糖尿病健診でも空腹時血糖値を測ることがほとんどだからです。

 

そうして気づかない間にどんどん食後血糖値の上昇が激しくなっていき、そのような状態が改善されずに5年ほど続くともはや境界型を通り越して私のように糖尿病を発症してしまっているケースがほとんどです。

 

その時になって初めて空腹時血糖値が悪化し始めるので職場の検診で近頃、空腹時血糖値が悪くなってきたなと思った時にはだいぶ糖尿病が進行してしまっていると考えておいた方がいいでしょう。

 

耐糖能異常はまだ本格的な糖尿病になっていないので大丈夫だろうと考えるのは危険です。

 

仮に食後高血糖が数年続いていた場合はその間に血管が血中の糖分によってかなりのダメージを受けているので、糖尿病特有の合併症を起こしやすい状態になっています。

 

動脈硬化症もかなり進行していることが考えられるので心筋梗塞や脳梗塞の危険性が高まっているので一刻も早い治療が必要です。

 

耐糖能異常は糖尿病予備軍だからといって放置しておくと後々とんでもないことになってしまうのです。

 

その場合は食事療法や運動療法に加えて糖の分解を遅らせて吸収を穏やかにするような糖尿病薬を併用した治療が一般的です。

 

 

食後の糖質の吸収を緩やかにする事が大切

 

食後高血糖は糖質の多い食事などで血中に一気に増えたブドウ糖のせいでインスリンの処理が追い付かないことが原因です。

 

なので糖の吸収を穏やかにしてゆっくり糖質が小腸から血中に取り込まれるようにできれば血糖値のピークを低く抑えることができインスリンの負担を少なくすることができます。

 

血糖値のピークが高くなる原因としては食事の時間が早いなどが挙げられますが、これは改善が中々難しいので現実には薬に頼る治療が行われています。

 

またインスリンが大量に分泌されてしまうとすい臓への負担が大きいのでいずれインスリン分泌機能が疲弊してしまいインスリンの量の低下や機能障害を引き起こします。

 

インリンの機能障害とは具体的には各臓器の細胞の表面にあるインスリン受容体の反応が悪くなってしまう事に起因します。

 

そのことによってインスリンが受容体に到達しても上手く認識されず、インスリンの作用が上手く機能しなくなってしまっているのです。

 

この状態を俗にインスリン抵抗性と言いますがその主な原因は肥満です。

 

糖質の多い食事を続けている場合は肥満になっていることが多いので、脂肪細胞も肥大してしまいそのせいで放出される悪玉物質がインスリン抵抗性を高める原因になります。

 

TNFαなどの悪玉物質はインスリンが受容体と結合するのを阻害して血中のブドウ糖が細胞に取り込まれるのを妨害します。

 

このように耐糖能異常はインスリン抵抗性が高くなることで発症します。

 

耐糖能異常を改善するためにはまずは内臓脂肪を減らしてインスリンの本来の機能を回復させる必要があるのです。

 

できるだけ毎日の食事で糖質が多い食品を控えるようにして、和食中心のヘルシーなメニューを心がけるようにしましょう。

 

また豚肉や牛肉などの動物性の脂肪を摂り過ぎると血液がドロドロになってしまって詰まる原因になるので、できれば魚を比率的に多く摂るようにしたほうが血管を健康に保つのに有効です。

 

糖質を摂りすぎは動脈硬化を引き起こし細小血管に障害が起こり様々な合併症を引き起こします。

 

三大合併症と言われている網膜症、腎症、神経症を患ってしまうと完全に治す事は不可能なので一生病院通いが続き医療費などを含め日常生活に多大な負担がかかってしまうでそうなってしまう前に対策を取るようにしましょう。